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睡眠の基礎2026-06-26

年をとると眠りはどう変わる? 加齢と睡眠

夜明け前の静かな窓辺と時計を描いた、落ち着いたトーンのイラスト

年齢とともに眠りは変わる

「若い頃のように眠れない」と感じるのは自然なことです。 Ohayon ら(2004)は、健康な人の睡眠データを年代横断的に分析し、加齢にともなう典型的な変化を示しました。

主な変化は次のとおりです。

  • 総睡眠時間がやや短くなる
  • 深い睡眠(徐波睡眠)が減る
  • 夜中に目が覚める回数が増える(中途覚醒の増加)
  • 寝つくまでの時間がやや長くなる

これらは多くが「病気」ではなく、加齢にともなう正常な変化の範囲とされています(Li ら, 2018)。

早寝・早起きになりやすい

年齢を重ねると、体内時計が前にずれやすく、夕方に眠くなり、朝早く目が覚める傾向が出てきます。 「早朝に目が覚めてしまう」のは、必ずしも不眠というわけではなく、リズムの変化による面もあります。

上手に付き合うコツ

  • 朝の光を浴び、日中はできるだけ活動的に過ごす
  • 長すぎる昼寝(30分以上)や夕方以降の仮眠は控える
  • 就寝時刻にこだわりすぎず、眠くなってから布団に入る
  • 「眠れない時間」を減らすため、必要以上に早く床につかない

まとめ

  • 加齢で眠りが浅く・短くなるのは自然な変化
  • リズムが前倒しになり、早寝早起きになりやすい
  • 光・活動・昼寝を意識して、変化と上手に付き合う

※ 強い不眠、日中に支障が出る眠気、いびきや呼吸の乱れが続く場合は、加齢のせいと決めつけず医療機関にご相談ください。本記事は一般的な情報提供であり、医療上の診断・助言ではありません。

出典(原著論文)

  1. Ohayon MM, et al. Meta-analysis of quantitative sleep parameters from childhood to old age in healthy individuals: developing normative sleep values across the human lifespan. Sleep, 2004.
  2. Li J, Vitiello MV, Gooneratne NS. Sleep in Normal Aging. Sleep Medicine Clinics, 2018.

※ 本記事は一般的な情報提供であり、医療上の診断・助言ではありません。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。