睡眠と健康2026-06-29
睡眠と免疫の関係 ― よく眠る人は風邪をひきにくい?
睡眠は免疫の「土台」
睡眠は、体を守る免疫の働きと深く関わっています。 Besedovsky ら(2019)のレビューによれば、睡眠は免疫細胞の働きや、感染と戦うしくみを支え、十分な睡眠は適切な免疫機能の維持に役立ちます。
短い睡眠は風邪をひきやすい
Prather ら(2015)の研究はとても象徴的です。 健康な成人の睡眠時間を測定したうえで、かぜのウイルスに曝露したところ、
- 睡眠時間が6時間未満の人は、7時間以上の人に比べてかぜを発症する確率が大きく高かった
という結果が得られました。睡眠不足が、感染への抵抗力を下げる可能性を示しています。
ワクチンの効きにも関係
睡眠は、ワクチン接種後に十分な免疫(抗体)をつくるプロセスにも関わると報告されています。 睡眠不足の状態で接種すると、抗体のでき方が弱まる可能性が指摘されています(Besedovsky ら, 2019 のレビューでも整理)。
体調管理のためにできること
- 感染症が流行する時期こそ、睡眠時間を削らない
- 規則正しい生活で睡眠リズムを保つ
- 「眠ること」も、手洗いや栄養と並ぶ体調管理の一部と考える
まとめ
- 睡眠は免疫機能を支える土台
- 短時間睡眠はかぜのひきやすさと関連する
- 体調を守るために、十分な睡眠を意識しましょう
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※ 本記事は一般的な情報提供であり、医療上の診断・助言ではありません。
出典(原著論文)
- Prather AA, et al. Behaviorally Assessed Sleep and Susceptibility to the Common Cold. Sleep, 2015.
- Besedovsky L, Lange T, Haack M. The Sleep-Immune Crosstalk in Health and Disease. Physiological Reviews, 2019.
※ 本記事は一般的な情報提供であり、医療上の診断・助言ではありません。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。