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生活習慣2026-06-23

寝る前の入浴で寝つきが良くなる理由

湯気の立つ浴槽と月を描いた、温かく落ち着いた夜のイラスト

入浴は「眠りのスイッチ」になる

夜、湯船につかるとよく眠れる——これにも研究の裏づけがあります。 Haghayegh ら(2019)の系統的レビュー・メタ分析では、就寝前の温かい入浴やシャワーが、寝つくまでの時間を短くし、睡眠の質を高めることが示されました。

なぜ眠りやすくなる? —— 深部体温のしくみ

人は、体の内部の温度(深部体温)が下がるときに眠気が強まります。

  • 温かいお湯につかると、一時的に深部体温が上がる
  • その後、手足の血管が広がって熱が放散され、深部体温が急に下がる
  • この「下がる」タイミングで、自然な眠気が訪れる

つまり入浴は、眠気を呼び込む体温の下降を後押ししてくれるのです(Okamoto-Mizuno & Mizuno, 2012 も体温と睡眠の関係を整理)。

最適なタイミングと温度

Haghayegh ら(2019)によると、効果的なのは次のような入浴です。

  • 就寝の1〜2時間前に入る(直前だと体温が下がりきらず、かえって寝つきにくい)
  • お湯は熱すぎないぬるめ〜温かめ(おおむね40〜42.5℃程度)
  • 10分程度でも効果が期待できる

まとめ

  • 就寝1〜2時間前の入浴は、寝つきと睡眠の質の改善に役立つ
  • ポイントは「上がった体温が下がるタイミングで布団に入る」こと
  • 熱すぎるお湯や就寝直前の入浴は避ける

※ 体調や持病により入浴が負担になる場合は無理をしないでください。本記事は一般的な情報提供であり、医療上の診断・助言ではありません。

出典(原著論文)

  1. Haghayegh S, et al. Before-bedtime passive body heating by warm shower or bath to improve sleep: A systematic review and meta-analysis. Sleep Medicine Reviews, 2019.
  2. Okamoto-Mizuno K, Mizuno K. Effects of thermal environment on sleep and circadian rhythm. Journal of Physiological Anthropology, 2012.

※ 本記事は一般的な情報提供であり、医療上の診断・助言ではありません。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。